♀・12歳 142㎝・38㎏
<器物・Emono>
耐術を得意とするため、器物の扱いには長けていない。肌身離さず持つのはクナイのような短刀。だが、それを使用するのはサバイバル時のみで、人間を傷つけるために持っているわけではないようだ。
だが、自ら自負するように恐ろしく身軽で、諜報行為には自信を持つ。若いが快活で野性的な処世術を身につけている。
柴進とは間者と雇い主の関係だが、柴進は自分の娘のように彼女を育ててきた。貧しさから間引きのために殺されそうになっていた幼児が、偶然居合わせた柴進によって拾われた…それが時遷なのだ。
時遷は柴進に対して傍若無人で、へつらうことはない。それよりか、反抗的で柴進の「好意」を真に受けないあまのじゃくな一面もある。それは、彼女がどこかで柴進を「父親」として意識しているせいなのかも知れない。
現在は柴進の元を離れて、林冲の監視役として同行している。しかし、それは柴進の命と云うより、自らの目で林冲の生き様を見ていきたいという意識からの行動。林冲に邪険にされながらも同行の厳しい旅を始めた。それは思春期を迎えた、彼女なりの「恋」である。
今の彼女がそれに気づいているかどうかは、解らないが――
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