♂・38歳 186㎝・96㎏
<器物・Emono>
武芸十八般、何にでも精通しているが、中でも双剣の腕前は見事。だが、自らの争いを好まないことと手下の数が多いため、自ら武器を持つことは少ない。その代わり鈍らぬように、狩りに勤しむ日々が多い。
大周皇帝の血族である滄州の大貴族で、州政府も手の出せない広大な所領を持ち、治外法権を行使している。そのため、手元にはありとあらゆる豪傑の食客を置き、大侠客としての名をほしいままにしている。中央政府からは遠く離れた北の大地に住んでいるが、たくさんの間者を持ち、情報には事欠かない。
本人はかなりの曲者で、容易に懐を見せない性格。好奇心も旺盛で、危ないことにも平気で首を突っ込んでいく血の気の多い一面を持つ。道楽者で酔狂、その反面冷徹な着眼点も持ち、常に本質を見抜いてくる利発さもある。
林冲を救い、魯智深を食客として招いた理由は「宿星を得る好機」とのたまっている。が、その本心はまだ明かされてはいない――
<柴進の周囲の人々>
張一(Cyouichi)
♂・30歳 190㎝・85㎏
柴進が連れ歩く第一の臣下。張兄弟の兄。柴進の身辺の世話、警護その他諸々を支えている。意外に几帳面で、細かな事務もこなしているとか。悩みは柴進の破天荒っぷり。すべてしわ寄せが自分に来るので、内心やめて欲しいと思っている。それでも、柴進には可愛がってもらっているため、頭があがらない。自慢は両端にはねた鼻髭だとか。
張三(Cyouzou)
♂・25歳 188㎝・83㎏
柴進の第二の臣下。張兄弟の弟。兄と一緒に柴進の世話をしている。兄よりも腕が立ち、柴進の警護には並々ならぬ力を注いでいる。だが細かいことは好かず、いつも兄に任せきり。もとは、張二という兄もいたが、柴進を守るために斬られ死亡。その折柴進は、張二を手厚く葬り、墓まで建ててやったことから、この遺された二兄弟は柴進を長兄のような気持ちで慕っている。恐らくは、二人共々柴進のために死ぬことを覚悟しているだろう。
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